島根大学医学部附属病院　形成外科

林田です。8月3日から16日までの2週間、Singapore General Hospitalを訪問し、現地スタッフと交流をしてきました。

2000床のシンガポール最大の国立病院で、シンガポールのど真ん中に立地した大きな病院でした。形成外科は40床前後の病床を持ち、熱傷治療や頭頚部再建など日本とほぼ同じ内容の診療を行っていました。手術にもたくさん立ち会わせて頂きました。その中でも一番衝撃的だったのが、陰嚢の巨大なリンパ浮腫で、1日がかりの大変な手術に参加させてもらいました。

私が訪問中、ちょうどシンガポールの建国記念日もあり、戦闘機のショーや花火ショーがマリーナベイサンズの目の前で行われており、とても良い時期に訪問させてもらい、Singapore General Hospitalのスタッフに大変感謝しております。

今後も現地のスタッフと日本の形成外科医との交流を深めて、患者さんにベストの治療ができるように努めたいと感じた２週間でした。

その後は、世界マイクロサージャリー学会に参加・発表を行いましたが、最後の二日間でひどい下痢となってしまい、腹痛の中、険しい表情で発表し、思い出深いシンガポール訪問となりました。